音と香りとピアノ

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ピアノのことと日常をつづっています。

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過去の録音 ドビュッシー西風の見たものは

ドビュッシーの性格は、子供っぽいところがあり子供の向けの絵本やおとぎ話を好んでいたそうです。この「西風の見たもの」も、アンデルセンの「楽園の庭」という童話に基づいています。
西風とは、「楽園の庭」に出てくる登場人物の風の子のこと。洞穴に迷い込んだ王子は、そこに暮らす東西南北の風とその母親に会う。西風はそのうちの一人で、熱帯の草原でトンボ返りしたり、風の力で水牛を吹き飛ばして滝壷に叩き落としたりする乱暴で悪戯な子。
 
過去に西風の見たものは➡︎水の精の順で録音したものです。
まだまだ荒くれな様子が足りませんが…。

URL: youtu.be

 
 
 
 
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ドビュッシーにしては、珍しく荒々しい音楽で、冒頭は「ざわざわと騒がしく」と指示があり、沸き立つ水のようなアルペジオで始まります。
 
 
 
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波頭がギラリと光、大きなうねりになり襲いかかってくる。
 
 
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中間部は、波のとどろきのようなトレモロがあってテンポが落ち着いたあと「苦悩に満ちて」と書かれたオクターブの旋律があらわれる。
 
 
 
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トレモロは、和音の激しい交差に発展してクライマックスに達する。