まさか自分がラフマニノフを弾くとは思っていなかった・・・w
キーシンの演奏を聴いて、虜になってしまったものだから、
楽譜を見てはいたのですが、弾きたい欲望が強くなり練習していました。
拙い演奏ですがよければ聴いてやってください・・・。
ラフマニノフ:絵画的練習曲《音の絵》ハ短調 Op.39-1
音の絵の曲集は、絵画的な小品集として構想されたもので、
ラフマニノフは各曲が示唆す
誰でも、音楽から連想したものを自由に描き出せばよいとしています。
この39-1はベックリンの絵画「波の戯れ」から着想を得たものともいわれています。
波の押し寄せる感じだったり、吹き荒れる波だったり、その中で救いの
光があったりとい
私としたことが、ラフマニノフ練習日記を1つも書いていなかった・・・。
なのでまとめてざ~っと書きます。今さらですが・・・。
音の絵というと39-5や39-6通称〝赤頭巾ちゃんと狼〟で有名ですが、
私は、この39-1を聴いた時すごくはまりました。
そしてリピート聴きをしていました笑
ラフマニノフなんだけど、なんか違う人の曲みたい?な印象を受けたというか
どちらかというとプロコフィエフっぽい感じというか・・・。
なんだかピカソっぽい?
抽象画?(´・ω・`)??って感じがしました。
とにかく楽譜を見てみようとしました。
ぱっと見やめようと思いました。正直。
けど最初の左手の低音域の動きから、もう引きこまれる自分がいて
少しでもいいからやってみようと思ったのが2ヶ月半前くらいからでした。
この曲は、左手のオクターブ、右手の急速なアルペッジョと重音のトレモロ、
両手の房状和音、クロスリズム、クロスフレーズ、シンコペーションなど
もうなんか盛りだくさんな試練があるようで、技術的にも難しいことは
後で知ったのですが、遅しでした・・・。
最初の1ページから・・・・
右手のアルペジオは、最初すごく手首というか動きがぎごちなくて、
もっと無駄な動きをなくせるはず!という悩みからゆっくりな指の動き、
次の音弾く時にどうもっていくと弾きやすいか、手を置いた時の
そのポジションでただ指を置いていけば鳴らせるんじゃないか、
など考えたりしました。
けどね、音抜けがこわ~いのです。(動画でも抜けている箇所が多数)
1音1音すべて鳴らさないと!と思うと、何が大事なのかわからなくなってしまう。
逆に、少し寝かせ気味で弾くと、音は和らぐけど、へにょる音になってしまう。
実は、左手のオクターブメロディーのほうが大事なんじゃないの?って思ったり。
最終的には、この1ページの動きは、もっと聞こえてきて欲しい音とか、
ここで何が言いたいの??何を表したいの?って考えてみました。
そうすると右手のこのアルペジオの中でも出てきて欲しい音?メロディー?
っていうのと、左手の低音は、もっと地の底から、
う~う~ってうなっている音なんじゃないの?ってイメージができました。
そこでようやく、ただの練習曲じゃなくて、「音の絵」「絵画的」っていう
タイトルをみつめ直しました。
音の絵の曲集は、絵画的な小品集として構想されたもので、ラフマニノフは各曲が
示唆する情景を公開せず、誰でも、音楽から連想したものを自由に描き出せば
よいとしています。この39-1はベックリンの絵画「波の戯れ」から着想を得た
ものともいわれています。
イメージを作るってほんと大事ですよね。最近、本当に思います。
自分の中で、なんでもいいから物語とか、この曲でいうと、どんな絵なのかとか、
想像することで、フレーズ感も出てくるし、曲想がつくと思うんです。
もちろん、楽譜通り弾けてからの話だと思うんですが、練習の時から技術的なこともあるけれど、出したい音のイメージ、この部分の曲想イメージを作るなど練習の仕方をいろんな方向から考えると、いつもの練習がちょっと楽しくなる気がしました。
前半2ページで波が打ち寄せては引いてく様子、そんでもって大きな波が被さってきた!
と思ったら、3ページ目で徐々に波の様子が柔らかくなっていく感じがしました。
ここでも音抜けに悩まされ、左手もだんだん穏やかになっていく音を出すのに苦労しました。
4ページ目からの、天からの光が・・ってなイメージの部分。(※自己妄想です。)
ここがあるから、弾いてみたかった。そしてたまらない気分になる部分です。
右手の音質を、がらりと変えたいと思いました。
キラキラとした音、天から降り注ぐ音?(※あくまでもイメージです。)
左手は、ちょうど1の指になる部分を長いフレーズでつなげたいと思いました。
遠くからだんだん近づいて膨らんで消えていく様子といいますか・・。
いやもうね、ここでコロっと変わるんです。
前のページでやっと波が穏やかになって光が見えたのに、
いきなり突撃ラッパが遠くから鳴ってくる感じ?
それか、ざんっざんっ!って何かが迫ってくる感じ?を出したかったです。
なのですが・・・右手が空回りしちゃって、なかなか左手の伸びている音を
出すのが難しかったです。
続く6ページ目は、グロテスクな好きな感じの部分ですが
瞬間的に「カッ!」鳴ってほしいフォルテとかの、この瞬間がなかなかでした・・。
一番苦労したのが、このページです。
うまくいく確立が少なかったこと。動画も途中でテンポが遅くなってしまいました。
勢いというか、せきこんでいく感じが大変でした。
とだらだらと書きました。
細かく聴くと、ほんとに指がまわってない部分多しです。
そしてキメがあまい部分とか。
今回は、音の絵初挑戦でした。本来なら演奏会やコンクールでは数曲組み合わせる
のでしょうね。私の理想・・39-1、39-2、39-3、39-5かな・・。言うだけ言ってみた。
*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*
あとつけたしで今日、ショパンの「愛と悲しみの旋律」という映画を見ました。
いや・・ちょっとでもショパンの時代背景を知りたかったというか・・
あの哀しみのメロディーはどんな心境なのか知りたかったというか・・・
それにしても木枯らしのエチュードや、革命が弾きたくなる気持ちが
わかったような気がしますw
この映画のエチュードは横山幸雄様の演奏かな?
よかったら皆様も映画見てみてください。もう見てるかな?
映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』予告編
数々の名曲を生み出し、今もなお世界中で愛される天才作曲家フレデリック・ショパンの