おはようございます。
暑かったり、寒かったり大変ですね・・・。
おとついはニコ生放送見たり、スカイプしたり
寝る前に頭がさえることばっかしていて寝ても3時か4時に目覚めちゃうし・・。
眠すぎ・・・。
最近、練習していた曲を2曲アップしました。
Debussy Préludes 2 - Ondine /
ドビュッシー:前奏曲第2巻 第8曲「水の精」
何回弾いてもやっぱり難しいです・・・。
私が学校に入ってからドビュッシーで一番初めに習った曲です。
最初にレッスンに持っていた時に、ものすごく怒られた記憶がります。ああこわっ。
けど、この曲に出会ってからドビュッシーの練習法?というか
自分が出している音、響いている音、を聴くということが思い知らされた曲でもあります。
鍵盤上の技術的なことじゃなく、もっと音が鳴った後の響きや、
空間的なものの感じ方、そういったものを感じること、耳を傾けることが
必要だということを知りました。
なので、私の中では、この曲は本当にいい出会いでした。
唯一、ホールで弾いた時に周りを忘れて入り込んで弾けた曲です。
なんていうか、あのホールの静けさがものすごく好きで気持ちよかった。
なので、ほんとに・・唯一緊張しなかった曲です(唯一・・・ね。)
すでに、ネット上には3回ほど演奏を投稿していますが、何度取り組んでもなかなかどこも満足できる音、流れで弾くのは本当に難しく、これからもずっと取り組んでいきたいと思っています。
Prokof'ev, Sergei Sergeevich 4 Pieces Op.4/
プロコフィエフ 「悪魔的暗示」Op.4-4
なぜにこの曲を選んだのか???
親にも友達にも言われましたww
私自身よくわかりません・・・。ただ、初めて聴いたのがキーシンのコンサートでの
アンコール曲。合わせて、3つのオレンジへの恋を演奏されていました。
その時は、一瞬に台風が過ぎ去ったような衝撃でした。
かっこいい!と思ったし、不気味。でも、やっぱりキーシンだなって思えた曲でした。
・・・でなんでこの曲を弾こうと思ったのか
だいいちプロコフィエフは理解できなかったし、好きな作曲家でもなかった。
今年に入って、サルカズムを試しに弾くようになってから、
「なに!この予想もしない音!」「ぷぷ・・・」と笑えはしないけど、面白みがありました。
もちろんちゃんと勉強したら和声的な部分は複雑なんでしょうが、
弾いて飽きない。譜読みをしていくうちに「次はどうなるの??」っていう期待感が
とてもはまりました。毎回、驚きでした。
そして、ここ最近のストレス、どろどろした人間関係にうんざりしていました。
そこから憎悪?皮肉さ?という部分で、この曲を弾きたい気分にさせたのかも知れません。
ある程度、譜読みも終わると今度はやっぱり技術的な面。
和音連打、唐突なフォルテッシモ、跳躍。
苦労しました・・・・いろんな方のブログを見たり教えてもらったり。
遠く離れた師匠に、
「和音の連打が辛い時があります。特にその中にメロディーがある時など、
指だけじゃなく手首も楽にいうのはわかるのですが・・・」
と悩めるメールをしたりもしました。(ほんとお恥ずかしい・・・)
そしたらなんと返事が来ました!
「手の一番大きい関節を考えたらどう?手首がばかり考えるとロスがあると思います。」
ふむ。それからというものの練習は、楽譜を見るより自分の手の動きや角度、
身体の状態を観察しました。
録音して聴いて録音して聴いて、キーシンも聴いて・・・w
テンポが走る理由=リズムを感じていない。大事な部分をキメていない。
手が痛い=上から叩きすぎ。もっと鍵盤の近くで、速くおろすだけ
次の音が外れる=次の音を予想できていない、次の音に指が鍵盤上に用意されなきゃ!
フォルテが小さい=もっと身体の後ろから、腕だけだと思わない。瞬間的におろす速度。中間期は、爪が剥がれてくる時期がありました。
同時に体調も不調に。悪魔だけにね・・・・・・w
あとは、曲想ですね。。。
この曲の不気味さ、危機迫るもの、恐怖感。
ほんと・・・どれだけ表現できるかですよね・・・。
テンポは、だいぶ前半安定しましたが後半がぶれてくる。
最初は、速弾き~~~を目指していましたが、ただ速いからいいってもんじゃないし
それよりか、その部分、部分で出てこないといけない旋律、音を大事にする。
和音の連打がうるさくて、せっかくの左手の不気味な声的なメロディー?が聞こえてこない。
これに気づいたのが、だいぶ経ってからでした。
あと、アクセントの部分。踏み台?にしてパリッと鳴らして、その反動で次の音へ着地、けど、ぼこっとしない。ただ指の準備に利用するだけ。
後半の9度や10度ですが・・・、とても指が届かないだろうと・・・とずっとあきらめていました。
瞬時に、ぱっと拡げる、グーパーみたいな?近くから下ろす、弾いたらすぐに抜く。
ただ、その拡げを気にするよりも次の音にいく前の余裕をもっと感じとろうと思いました。四分音符だけど、短くにはならない、けどペダルは濁らないように。
唯一その部分がペダルを多く使いました。
前半などは、悪魔が追いかけてくる?(私的なイメージ)、魔王のイメージだったので、低い声が聞こえてくる(魔王)、逃げる小人??(8分音符部分とか)を想像してみました。
ペダルは必要部分だけで、重くならない、メロディーの駆け合いを出すようにしました。
暗譜。前の放送で暗譜のことが出ました。まさか、この曲を最後まで弾こうと思っていなくて、企画にも発表するか迷っていました。
なので暗譜はできたらね・・・の具合でした。
ただ、練習していくうちにハマッてしまって、出来ない部分を徹底して解析しているうちに部分、部分で音を覚えていき、譜読み=練習=暗譜という日々になりました。
さすがに、覚え間違えは直すのに苦労しましたww
不協和音だけあって、あんまり違う音を弾いてても気づかない
(それもおかしいんだけどw)
4月の半ばから6月末までの間で、譜読み~暗譜~公開しました。
まだ、第一段階の出来というところでしょうか?
弾けてない連打や、消化不良な感じがあります。
ですが、この悪魔的は一度封じます。ちょっと精神的に辛かったので。
今後は、ロマン派、ショパンやブラームス、愛らしく、哀しみ、せつなさ?、哀愁、
そういった曲のイメージも練習していきたいと思っています。