音と香りとピアノ

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2/1 幻想ソナタ 練習メモ

最近のスクリャービンの練習は余裕をもって音を感じること。楽譜通りに音符の長さ、休符を守ることです。当たり前のことなんですが…いつもここが適当です。

 

幻想ソナタはユジャワンの演奏をよく聴いています。聴いていると、いつも海面に漂う舟が浮かぶんですよ。音と音の間に揺れというか漂うものがあります。これなんだろう?って思っていました。

 

1つは3連符の拍を感じること。

2つ目は、多声メロディーの歌い方、譲り合い、掛け合いを丁寧に慌てず弾く。

まずは、これを直していこうと思いました。

 

 

最初の出だしは勢いじゃなく静かに

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 出だしの左手、だっだーん!っていつも怖くて。2音目にアクセントがついてしまいがちだったんですが、右手も含めた和音の響きが一番大事な要素だなって思います。右手は、1音目からすでに和音で入ってタイになっていますが、左手は2音目の音でやっと右手の和音と合わさって1つの和音になります。

この響きですね。

なので、あまりにも左手だけが抜けたようなアクセントになるとバランスが悪くなります。

 

そして、オクターブ3連符が入ってくる部分の内声、重音。ここはオクターブの3連符を弾くって思うより先に、重音を聴く、響かす、濁りを聴いてから弾く方が上手くいきます。まだ完全には鳴らせれませんが(^◇^;)

 

あと左手はデクレッシェンド、アクセントはつけない。< < じゃなくて、< > 。

 

それとフレーズ感。どこまでを一つにするか。フェルマータがあっても、次への音への予感は必要。完全に一休みしちゃうと音楽が間延びしちゃうんですよね。

 

揺らぐ3連符

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ここは、あれです…

1.2.3 1.2.3のリズムを常に感じる方が漂う感じが出ます。

右手和音の中ソプラノでいうと

レ♯ード♯…シー ラ♯.シー 

のメロディーは、

シー で軽く、ラ♯.シーで誘い。

こう取ると舟がカタンッと動く想像ができそうです。なんとなく。

左手のペダルは印の通り踏み替えて、これは絶対濁らないようにした方が良いです。

 

どこを聴かすか、主体にするか

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2ページ目あたりから多声になってきます。

左手ソプラノの

ファ#ーソ#・・レ#ーミー・・

ソ#ーミーミーを受けて右手の動きを乗せていくような感じ。

3段目はどちらかというと、右手が主になって少し鳴らして、左手を抑えると対比になってまとまった感じがします。

 

 

 

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ここも同じく。黄色と青色マーカー部分の掛け合いメロディー。

下段は、右手を鳴らす方が浮き立ちます。今まで、左手を聴いて弾くようにしていたため、16分音符が入りにくかったですがそうした方が弾きやすいです。

 

 

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いよいよ3声になります。

右手側の細かい16分音符はデクレッシェンド気味に弾くようにしたいと思います。少し待ち気味になっていので、主メロディーが間延びしていました。

右手の2声は、なんとか聴き分けられそうですが、左手の動きがまだ耳で把握できていないところがあるので、これは修行したいと思います笑

 

 

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きらびやかな場面が終わったと思ったら、吹き荒れる波!

録音したのを聴いてみると、ここは完全に余裕無しで急いでいました。

特に、オクターブの動き。右手の4和音の厚さも貧弱でした(⌒-⌒; )

急ぐよりも中身を入れろ!ですね。。。

最初の出だしにも出てきた、同音3連符の鐘。これも余裕を持って鳴らしたい。

 

 

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前のページに戻りますが、ここは次のページへの予告ですね。青マークした部分が、それを物語っています。

今までなんとなく弾いていました

(ーー;)反省。

 

 

昨日の練習記録動画